ネット通販の普及とリボ払いでの決済を繰り返すことが要因と考えられます。

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破産者の増加

カードは便利なものですが、ついつい使いすぎて大きな借金を抱えてしまうリスクもあります。
使用超過による破産者は増加傾向にあり、その要因はリボ払いによって長期返済する人の増加と、ネット通販などカード決済中心のサービスが普及したことです。

 

 

信用供与残高が過去最高を更新中

 

平成27年度末のデータを基準にした日本クレジットカード協会の資料で気になるデータを発見しました。
ショッピングに関する分割払いを利用した信用供与額と、分割払いの残高を表した信用供与の2つのデータの推移をご覧ください。

 

信用供与額の推移

平成17年:108,646億円
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平成25年:78,847億円
平成26年:78,901億円
平成27年:81,485億円

 

信用供与残高の推移

平成17年:105,005億円
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平成25年:122,899億円
平成26年:133,692億円
平成27年:142,485億円

 

 

信用供与額は過去3年上昇しているものの平成17年に比べて減少しています。
それに対して信用供与残高は平成27年が過去10年のデータで最高を更新し続けています。
これは、ショッピングの分割払いをして返済していない人が増えていることです。
リボ払いの拡大を意味していて、昔は○回払いをして数ヶ月で返済する人が多かったですが、最近はリボ払いで長期間かけて返済している人が増えていることを意味しています。
リボ払いは昔からあった機能ですが、分割払いに対して占める割合が高まり借金を増やしてしまう人が増加しています。

 

 

ネット通販の普及と金銭感覚麻痺の恐怖

クレジットカードで買うものをする女性

 

近年はAmazonを筆頭に楽天やYAHOO!ショッピング、その他直販系通販サイトが普及しています。
通勤中などの暇つぶしで通販サイトをスマホアプリから見る人も増えていて、買い物する機会は24時間になったといっても過言ではありません。
画面越しであっても商品を眺める時間が増えれば消費も拡大します。
そこに後払い式で分割払いも可能な決済という誘惑が加わると、ついつい無駄な浪費をしてしまいがちです。
最初は、お金がないのに無駄なものは買うのはダメだとブレーキをかけていても、今回だけという自分に与える特別条件が発生すると、そこから金銭感覚が麻痺して浪費を繰り返してしまうリスクが発生します。
その結果、お金が無いのに買わなくてもいいものや節約できるものを買う。残高があるのにリボ払いでの決済を繰り返すといった行為に繋がってしまいます。

 

このほかにも女性の美容に関するサービスや、男性の飲食代の決済(キャバクラやスナック含む)でもカード払いに対応する店舗が増えたことも大きく影響しています。
カードを持つことは自制心を求められ、誘惑に弱いとクレカをキッカケに借金を抱えて破産してしまうリスクがあることを認識しておきましょう。